STAFF BLOG
2026/02/03 20:22
ポッドキャスト「インドネシア雑貨店ヌサンタラの打ち合わせ」にゲストが来ました!
ゲスト: 神田外語大学名誉教授 舟田京子 先生
皆さん、こんにちは!
いつもポッドキャスト「インドネシア雑貨店ヌサンタラの打ち合わせ」を聞いて下さり、ありがとうございます。今回のブログでは、11月18日に配信したゲスト回の内容を振り返りたいと思います。
ポッドキャスト「インドネシア雑貨店ヌサンタラの打ち合わせ」では、ユニークな4人のメンバーによるインドネシアトークや暮らしのヒント、商品への思いなどについて楽しく話しています。
今回メンバーのアキコとマミが、神田外語大学でインドネシア語を教わった舟田京子教授をゲストにお招きし、日本におけるインドネシア語教育やインドネシア人との交流で感じた国民性、さらには舟田先生がインドネシアで驚いた体験など、たくさんお話をしました。
1. 舟田 京子先生の経歴について
東京外国語大学 外国語学部 インドネシア学科 卒業
インドネシア大学 文学部 インドネシア文学科 学士課程 卒業
マラヤ大学 マレー研究科 修士課程 修了
早稲田大学大学院 アジア太平洋研究科 博士課程 修了
インドネシア語・マレー研究を専門とし、長年にわたり教育および研究活動に携わってこられました。神田外語大学名誉教授となった現在も積極果敢に活動されております。
東京外国語大学に入って外国語を学びたいと考えていた舟田先生は、お父様に将来有益な国はどこかと相談しました。すると、東南アジア全体の半分を占める人口と豊富な資源を有するインドネシアを勧められました。戦時中インドネシアに行った経験もあり、もし自分の娘がインドネシア語を話せるようになったら、当時親しくなったインドネシア人と再会し、また友人になりたいと思っていたそうです。
大学でインドネシア語を学び始めたときは、まだ教科書もなく先生がプリントを配って授業を行っていました。このような環境にいた経験から、日本人向けにインドネシア語の教科書があれば良いのに・・・との思いで、『やさしい初歩のインドネシア語』(南雲堂)をつくったそうです。その後、インドネシア語の教科書とセットとなる辞書『プログレッシブ インドネシア語辞典』(小学館)も出版しています。
2. インドネシア語の教育者として
神田外語大学をはじめ、慶応義塾大学・日本大学・亜細亜大学・早稲田大学で長年インドネシア語を教えてきた舟田先生ですが、大事にしていることが一つあるそうです。それは、【インドネシアの良い所しか言わない】ことです。どこの国でも良い所と悪い所があります。悪い所ばかり話すと、学習者の中でその国の印象が悪くなり、学ぶモチベーションが下がってしまいます。悪い所は現地に行けばわかることなので、とにかく良い情報だけを伝え楽しく勉強してほしいから、という想いが理由だそうです。
アキコとマミも、授業の中でインドネシアの良い所をたくさん学び、舟田先生のポジティブマインドも身についた気がします(笑)仕事する上で大変なことはもちろんありますが、インドネシアが大好きだから悩む時間がもったいない!そう思えるようになれたのも、舟田先生のおかげです。
インドネシア語を学んだ学生たちが、その後もインドネシアのことを好きでいてくれて、インドネシアと関わる仕事に進んでくれたら、それが一番うれしいと話していました。
3. 舟田先生が感じるインドネシアの魅力
インドネシアの魅力として、人間性を挙げた舟田先生。一度友達になると、家族の一員のように扱ってくれる、そんな優しさに心惹かれるそうです。マミも同じように、インドネシアでは心の上下関係がいい意味でない所に魅力を感じているそうです。世代を超えてフレンドリーに接してくれる、そんな優しさ溢れる国が私たちの知るインドネシアです。
4. 舟田先生が体験した驚きのインドネシア
大学生で初めてインドネシアに行ったとき、今でこそインドネシアの玄関口とよばれるスカルノ・ハッタ国際空港は当時なく、軍も使用しているハリム・ペルダナクスマ国際空港しかありませんでした。空港からジャカルタの中心地に行く大きな道の側でヤギが放し飼いされていました。また、牛に農具を引かせて田畑を耕す牛耕を見て「インドネシアにきた!異国にきた!」と思ったそうです。
色々な体験の中で最も衝撃的だったのは、お手洗いについて。当時お手洗いに行くとバスタブ程の大きさがある水桶と用を足すための穴、そして一升瓶と同じ大きさの瓶がありました。水桶から瓶に水を入れて汚れた部分を洗い、穴に流すというシステムです。これだけでも驚きですが、更に衝撃的だったのは、水桶の中で金魚が泳いでいたそう!!金魚は藻やコケなどを好んで食べ、比較的きれいな水槽環境を維持してくれるからではないか・・・。この話にアキコとマミも「えーっ!」とビックリしていました。
5. 舟田先生が体験した怖かったこと
インドネシアで2度怖い体験をしたと話す舟田先生。1度目はインドネシア大学に通っていたとき、バスで通学していました。バスの中で突然洋服の襟元から中を覗かれたそうです。2度目は授業で使う教材を買うためにお金をたくさん持っていました。舟田先生の牛をずっとついてくる赤ちゃん連れの若い夫婦がいて、「嫌だなぁ」と思っていたら、いつの間にか財布に入っていたお金を盗まれたそうです。友人にお金を借りて教材は買えたそうですが、とても怖かったと話していました。
6. 最も好きなインドネシア語
舟田先生の好きなインドネシア語は、”gotong royong(ゴトン・ロヨン)”。ジャワ語の’gotong’(意味:運ぶ、持ち上げる)と’royong’(意味:一緒に、集まって)という言葉から由来する、インドネシアに古くから伝わる「助け合いの精神」です。日本語で訳すのは難しい言葉ですが、「寄り合い」に近い概念だと思われます。冠婚葬祭を互いに手伝い、何か問題が起きたら皆で解決したりなど、地域のみんなで助け合う精神が良いなと舟田先生は思うそうです。そこに住む人たちと深い交流から感じられるものだからこそ、インドネシア語を学ぶひとたちには是非現地に行って欲しいですね。
7. 舟田先生からインドネシア語を学ぶ人たちへメッセージ
インドネシア語で絶対に覚えておきたいのは、”Terima kasih(テリマカシ)”。「ありがとう」という意味です。日常的な会話やビジネスの場面で英語を使うのは問題ありませんが、より深い関係を得るためにはインドネシア語を使った方が良いです。インドネシア語で話すことで、本音をさらけ出してくれる。そしてもっとインドネシアを好きになってもらいたい!と強く話されていました。
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